3DCG制作におけるレンダリングとは、コンピュター内にて、2次元の設計図面をもとに3次元の立体を制作し、
光源や影などの演算を加えて、画像を生成する事です。
当サイトに掲載されているCG画像の大半は、c4d (シネマ4D)+ Smart IBL(プラグインソフト)にてレンダリングをしています。
Smart IBL(スマート イメージベイスドライティング)はHDRI(High Dynamic Range Images)を有したプラグインソフトです。
ダイナミックレンジとは
カメラにおけるダイナミックレンジ(Dynamic Range)とは、カメラが1度の撮影で再現できる明るい部分から暗い部分までの、明暗の再現可能な領域、その幅の事を指します。 少し前のデジタルカメラですと、この再現幅が、人間の肉眼で見たものよりも狭く、暗い部分に露出を合わせれば白の階調が飛んでしまい白とびに、反対に明るい部分に露出を合わせれば、暗い部分の再現幅(=ダイナミックレンジ)からとびでた部分については、黒潰れという事になりました。
白とび、黒つぶれとは
被写体の明部、暗部の中に微細な階調が存在するのに、その階調が再現されず、白く飛んでしまうまた黒くつぶれてしまう事です。
以前には1度のカメラ撮影で、明るい階調から暗い階調まで、出来るかぎり人の肉眼で見たものに近い写真を得るために、ブラケット撮影を行い、露出を変えたものを数枚後で現像するという作業をしていました。
現在のカメラでは、カメラ内でブラケット撮影、取得したデータをカメラ内で現像することが出来る、HDR撮影モード付きのカメラが主流です。
Smart IBLとはSmart IBLはHDRI(広域なダイナミックレンジを持つ画像)の,超高解像度パノラマ背景、設定済みの光源(光源が太陽であれば、その方向性と強さ、色など)、スペキュラ要素としてのHDRI, 拡散環境光としてのHDR画像がパッケージされており、容易に背景にマッチしたレンダリング結果を取得出来る、プラグインソフトです。